ビジネスデータを気にすべき理由

KokoBo 特別記事:クリス・ナイト

ありとあらゆる場所に存在して光の速度で移動できるデータは、多くの企業にとって最も貴重な資源です。ただし、ビジネスの安全を確立するには、企業のデータと、存在するデバイスをしっかりと守る必要があります。

25年も経たないうちに、コンピューターのデータはフロッピーディスクやハードドライブに書き込まれてそこからほぼ外へ出ないものとなり、まるで生き物のようになりました。また、多様な役割によって更新され、たくさんの人によってアクセスされ、増加の一途を辿るデジタルサービスによって検索・実行可能になり、素早く世界を駆け巡るようになりました。典型的なネットワーク速度は、2013年には毎秒3.7mbpsだったものが今日では20.4mbpsに上り、2020年には40mbps以上に倍増すると言われています。

そんな中データは、金やレアアースよりも貴重なものになり、ビットコインの類いを通り越し、データそのものが独自の価値を生み出しました。柔軟性の向上は、知識経済、分散型ビジネス、クラウドコンピューティングなどの大きな利点をもたらしました。

10年後には、すべての情報の3分の1がオンラインで移動し、実際には全データの0.5%しか使用されないと言われています。2021年には地球上に60億台以上のスマートフォンが存在し、今年1.4ZBある世界の年間IPトラフィックは、ビデオオンデマンドとモバイルデータが牽引して3.3 ZBに達します。

あらためて、データとは?

情報はすべて、さまざまな形で飛び交っています。 電子メールで行き交うWordファイルなど、比較的静的なものもありますが、数分ごとに変わるネットの気象情報や配送車のGPSによって追跡されるアマゾンの注文の進捗状況など、より多くのデータが動的になっています。

写真、ビデオ、および音楽ファイルが、ウェブ上を飛び交うすべてのデータの大部分を占めています。 スマートフォンは、写真を撮ると今はそのままクラウドストレージに向かいます。 写真は、初期のデジタルカメラモデルでは300Kだったファイルサイズが今では8MB以上になりました。ネットフリックスやアマゾンの動画視聴では、高品質のHDビデオが約20mbpsで流れます。

データ成長の早見ガイド

オフィスコンピューティング初期の初代パソコンの頃、データは使った場所でのみ存在しました。 スプレッドシート、ワープロ文書、データベースファイルは個別の存在で、世界とは無関係なままでした。人がコンピュータに向かい、データを見て、変更して、更新し、これらすべてがオフィス内で行われました。

その後約30年で、フロッピーディスクは320 Kから1.4MBに、ハードディスクは20MBから5TBに移行しました。2005年には128MBだったメモリカードは2017年に128GBになりました。

ネットワークの台頭に伴い、ファイル上のデータは企業内のコンピュータ間で共有できるようになり、あっという間に時代遅れとなった印刷物に頼らない情報共有ができるようになりました。複数店舗やビジネスのデータは、企業の効率化のために大規模なデータセットにまとめることができます。また、ワイヤレスネットワークの登場により、どんなデバイス同士でも通信することができることをができるようになり、問題をより複雑にしています。

Windows Vistaやサーバーオペレーティングシステムのような検索可能なデータが登場したことで、ファイル内の情報を見つけることができるようになりました。キーワードがドキュメントを分類して、ビジネスがどれだけのデータをどこに保管しているかを把握できるようにしました。このような進歩から情報経済は進化して、数字に焦点を合わせたビジネス、ジャストインタイム発注や納品、スケジュールの改善を生み出し、また他方ではより注意深く労働者の効率性を監視しています。

クラウド、インターネット、モバイルデータの登場によって、どこででも誰とでもファイルにアクセス、作成、共有できるようになりました。企業はデータを金のように扱う一方で、個人はそれを飴玉のように扱い、組織のデータ管理の仕方とそれに対する個人の本音に大きな格差をもたらしています。

企業内のデータの痕跡は広く、従業員はその情報の共有方法について慎重である必要があります。しかし、モバイル時代には、ビジネスにあらゆる種類のリスクをもたらす、ユーザーが知らない新しいタイプの弱点や脅威が日頃見受けられます。

ビジネスおよび個人データの取扱が、かつてなく貴重になったからこそ、企業はデータを資産のように守らなければなりません。ですが、これはブロードバンドと簡単な流通を前にして困難で、ハッカーが熱心に盗難しようとすることも相まって、どの会社かに関わらずITがしっかりしていなければいけません。

いますぐデータを守りましょう

いまだに最も簡単な形式のデータ盗難や流出経路は、文書を送るべきでない相手に電子メールで送ることや、保護されていないサーバーやクラウドストレージにファイルを残すことです。さらに、ルーター、サーバー、オペレーティングシステムに弱点が残すこと、またはコンピュータを乗っ取るマルウェアサイトを訪問することです。

アドイン・サーバー、クラウド・サービス、エンドポイント管理、その他各企業にはいくつかの管理データがあり、KokoBoは完全でオーダーメイドの専門的なサポートを提供してお客様のデータを保護します。